SNSで“いいね”が欲しくなる心理は?脳科学×行動経済学で解説
「投稿に“いいね”が少なくて落ち込む」「通知が来ていないか何度もSNSを開いてしまう」。
これ、意思が弱いからじゃない。
脳の報酬系(ドーパミン) と、 行動経済学で説明される意思決定のバイアス が重なる“人らしい反応”なんだ。
仕組みを知れば、上手に距離を取る方法も見えてくるよ。
・“いいね”が欲しくなる脳のメカニズム(報酬系/ドーパミン)
・ハマりやすくなる心理(即時報酬/損失回避/対人比較)
・SNSが離れにくいデザイン仕掛け(ナッジ/強化学習)
・今日からできる“逆ナッジ”対策 3つ
べ、別に承認が欲しいのはおかしくないでしょ!でも“仕組み”を知っておけば、振り回されずに使いこなせるんだから!
なぜ“いいね”を欲しがるの?(脳科学の視点)
報酬系とドーパミンの期待ループ
SNSの通知や“いいね”は、 報酬の予期 でドーパミンを分泌させる。
「次も反応があるかも」という 期待 が、行動をくり返させる学習信号になっている。
・“もらったとき”だけでなく、“もらえそうなとき”にもドーパミンは出る
・“期待の上下”が強いと、よりクセになりやすい
対人比較が気分を揺らす
自分より反応が多い投稿を見ると、 対人比較 で気分が落ちることがある。
気分は“評価”ではなく“比較”に引っ張られる──これがSNS疲れの一因。
比較はね、ほどほどが正解。昨日の自分に勝てたら、それで十分でしょ!
ハマりやすい心理(行動経済学の視点)
即時報酬バイアス
すぐ得られる小さな快楽に、私たちはとても弱い。
通知は“今ここ”の快刺激。未来の利益より、 即時のご褒美 を優先させる。
損失回避(反応が少ない=損の錯覚)
「反応が少なかった」経験は、“得られた嬉しさ”より強く心に残りやすい。
その“損の痛み”を避けたくて、再チャレンジをくり返す。
意思決定疲れ(decision fatigue)
タイムラインは、小さな判断の連続。
「見る/見ない」「反応する/しない」で 意思資源 が摩耗し、大事な判断が鈍る。
離れにくい“設計”──ナッジ/強化学習の観点
ナッジ(行動誘導)のデザイン
赤バッジ/音/既定の通知ON…注意をひく刺激で、つい開いてしまう。
“正しく使えるように”デザインされるべきだが、過度な誘導は疲労を招く。
変動比率スケジュール(いつ来るかわからない報酬)
“たまに大きく当たる”設計は、 スロット と同じで依存を強める。
「この次は来るかも」の 予測不能性 が行動を粘らせる。
期待のドキドキは悪者じゃないの。使いどころを決めれば、ちゃんと味方になるから!
今日からできる“逆ナッジ”3選
-
通知はまとめて見る
「1日2回だけ」にルール化。作業中の断続的な刺激を断つ。 -
使用時間を可視化
スクリーンタイムを見える化し、過剰利用に気づく“アラート”を持つ。 -
快楽源の置き換え
運動・音楽・読書など“別のドーパミン”を用意。SNSの比率を下げる。
・通知OFF → 朝・夜に各10分だけチェック
・“タイムライン10分→アプリ終了→深呼吸”の固定手順
・ベッドサイドにスマホを置かない(目覚ましは別)
“確認の型”を決めとくの。朝と夜だけ、ってね。ルールがあると心って軽くなるんだよ。
まとめ:仕組みを知れば、SNSと良い距離が取れる
- “いいね”に惹かれるのは 報酬系の正常反応 + 行動バイアス
- 離れにくさは“設計”の影響も大。 逆ナッジ で自分を助ける
- ルール化/可視化/置き換えで、SNSを主体的にコントロールしよう
べ、別にSNSをやめろとは言わないわよ!“わたしのペース”を取り戻せば、それが一番の勝ちでしょ!
参考文献
- 「SNSにおける『いいね』がユーザーに与える心理的影響とその表示方法に関する研究」(日本デザイン学会, 2017)
- 「Instagramの利用における対人比較が気分に及ぼす影響」(パーソナリティ研究, 2024)
べ、別に勧めるわけじゃないけど…コレとか読めば?
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